「ランチョンセミナー」講演

第72回 日本栄養・食糧学会が2018年5月11日~13日まで岡山県立大学で開催されました。
毎年各県毎年持ち回りとの事で、今年はご縁がありまして、その中の5月13日「ランチョンセミナー」にて弊社マルト水産が講演させて頂く事となりました。

ご一緒させて頂きました岡山県立大学山下教授が「瀬戸内海の養殖マガキの栄養と特徴」との演題で弊社の扱う兵庫・岡山・広島の牡蠣についての産地毎、季節ごとでの栄養成分の 変化やその差、牡蠣の栄養成分の特徴など詳細にご発表されました。

先生のお話の中で特に注目したいのは、
1、 牡蠣は多くの栄養素を含んだ総合食品である。
2、 牡蠣は鉄分が多く、その成分は特に女性に必要。
3、 牡蠣のタウリンは今後の日本の高齢化社会にはうってつけの成分。
との事でした。

そのお話の延長として弊社の活動を発表させて頂きました。

改めて弊社株式会社マルト水産は「オイスターギャラリーグループ」の一部として活動しており、グループは水産部、農産部、船舶部から成っております。水産部のお話は後でさせて頂きますが、農産部は瀬戸内海で養殖された牡蠣の「殻」を肥料や鶏の餌などの飼料に製造し販売する部、船舶部はその原料となる牡蠣殻を各漁協などから工場へ持ち込む部となっております。拠点としては農産部工場を福山、岡山の邑久町に、また水産部は兵庫県相生、広島県江田島に設けており、本社機能は全て広島県福山に集約しております。

さて水産部のお話にもどりますが、弊社の水産部はご存知の様に牡蠣養殖や牡蠣ムキは行わない「牡蠣屋」です。漁師さんからムキ身を頂き主に10月~3月には全国のスーパーや市場、飲食店など向けに「いわゆる 牡蠣のパック詰め」を製造・販売しております。

3月に入って暖かさも増してくると皆さんの頭から「牡蠣」が消えて行く事でしょうが、我々は引き続き牡蠣をもらいうけ、そうして完成するのが「珠せいろ」となります。
珠せいろはご存知の様にムキ身を蒸して凍結したものですが、一般的な加熱済み牡蠣には以下の種類があるのはあまり認識頂けていないと思います。

R-04.JPG

こうして見比べてみると、それぞれに特徴、デメリットがあり弊社の珠せいろが完成するまでの苦労を感じて頂ければ幸いです。

今では、厚生労働省の大量調理マニュアルで牡蠣は「芯温85℃~90℃で90秒以上」と言われており、弊社の珠せいろはこの基準をクリアしつつ、美味しさも牡蠣の中に閉じ込めた、そんな商品になっております。(HACCP認証)
また、同じ蒸し牡蠣でも一般の蒸し牡蠣より
1、 より塩味が強い
2、 より美味しいと感じる。
という項目で有意に多い結果が出ました。
(岡山県立大学栄養学科学生パネリストさん調べ)

現在、珠せいろを召し上がって頂ける飲食店も徐々に増加しており、スーパーなどでも解凍した珠せいろを販売下さるスーパー様も増加しております。
弊社の活動は山下教授の発表にもありました様に、栄養成分の多い食材であります。
よって牡蠣を様々な方々、様々なシーンで召し上がって頂く事で今までに無かった新しい食文化を伝える「創造」の仕事と感じております。
(花田恭孝)